もの忘れ 其の3
少々強い表現になってしまうが、
ワーキングメモリーは
ストレスに〝食われる〟。
しかも、ネガティブなストレスに弱い。
他人の愚痴や悪いニュースを
日常的に聞き続けていると、
そのはたらきは低下してしまう。
「不安や恐怖」まどのネガティブ感情は、
脳の中の扁桃体を活性化させる。
すると交感神経が活性化し、
コルチゾール、アドレナリン、
ノルアドレナリンといった
ホルモン群が分泌される。
いわゆるストレス反応が起きるのだ!!
通常は短時間で治まるが、
不安がずっと続くと、
〝ストレスが溜まる〟
〝慢性ストレス〟
という状態になる。
〝恐怖や不安が頭から離れない。〟
ということは、
ワーキングメモリー=脳のメモ帳が
そのことで占領されてしまうということ。
そのため・・・
脳のパフォーマンスが著しく低下してしまう。
恋愛や結婚式など、
楽しいことがある場合でも
同様にワーキングメモリーを使うが、
ネガティブなストレスのほうが、
より多くワーキングメモリーが
〝食われてしまう〟ことが分かっている」
振り返れば・・・
世界中を恐怖と不安の渦に巻き込んだ
新型感染症と戦争。
それに伴う日常生活の変化。
先行きの見えない将来・・・
もし最近特にもの忘れがひどい場合、
それは長期間抱えているネガティブな感情が、
あなたのワーキングメモリーを
占領してしまっているのかもしれない。
・・・つづく
~クロワッサンonlineの記事より~
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