繰り返す膝蓋骨脱臼

バレーボール


女子大学生が、右膝の痛みを訴えて来院されました。


彼女はバレーボールの選手で、


子供の頃から続けているとのこと。


申告書には




「膝蓋骨脱臼を繰り返ししている」




と、書かれていました。

膝蓋骨脱臼の原因と病態

膝蓋骨脱臼

ジャンプの着地などで、膝を伸ばす太ももの筋肉(大腿四頭筋)が強く収縮したときに起こります。
膝蓋骨は大腿骨に対して外側に脱臼することがほとんどで、自然に整復されることも少なくありません。

初回の脱臼は10歳代の女性が生じることが多く、その後20~50%の方が繰り返し脱臼をきたすことがあります(反復性脱臼)。

生まれつきの素因を持っていることが多く、膝蓋骨や大腿骨の形の異常、大腿四頭筋の作用する方向と膝蓋靭帯の方向が異なっていることなどがあげられます。

~公益社団法人 日本整形外科学会ホームページより~



カイロプラクティックでは、


脱臼を起こしている箇所を


調整することはできません。


それは、お医者さまのお仕事です。




現在、彼女は膝に痛みを抱えていますが、


脱臼を起こしているわけではありませんので、


何が彼女の膝痛の原因なのかを検査しました。




立った状態で、太もも、膝、足首を観察すると、


明らかに脚全体が外を向いた状態。


痛みのためか、軽く膝を曲げて


体重をかけないようにしている様子。




「右膝を痛める前に、


 足首の捻挫をしていませんか?」と尋ねると、


着地の失敗


小学生の頃にジャンプから着地に失敗して


右足首を強く捻ったことを彼女は思い出しました。




ベッドで触診をすると・・・


右の膝は内側に捻ることはできません。


右の足首は偏った動きをしていました。


捻挫


足首の捻挫は、腫れと痛みが和らぐと、


「治った!!」と、思いがちです。


しかし、それは傷が癒えただけで、


動きの回復はできていません。


偏った動きの足首には、


膝や股関節も偏った動きをします。


これらの関節が巧みに連携して、


身体の動きを作っていきます。


彼女が苦しんでいる膝のトラブルは、


過去に負った右足首の捻挫が原因です。


アクティベータV


アクティベータ・メソッドによる


穏やかなカイロプラクティック調整後、


ベッドから降りていただくと、




「私の膝じゃないみたい!」と大はしゃぎ。




深い屈伸運動をしても、ジャンプをしても


痛まないとのことで、その日の調整を終えました。



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