両膝の重苦しい痛み

先週と打って変わって、今週は暖かい週明けとなりました。今日は3月下旬の暖かさだったようで、自宅にある「紅梅」のつぼみもふくらみはじめました。
先週末には、急に首を動かすことができなくなった方や、突然の腰の痛みを訴える方で、ヘルプコールが数件ありました。温度変化に適応できなかったということでしょうね。
さて、両膝の重苦しい痛みを訴えて、60代の男性の症例報告です。奥さまも膝の痛みで来院されていましたが、今はその痛みもなく、体調管理で通院されてらっしゃいます。
患者さま 「膝が痛くて歩けないんです。医者は体重を落とせというだけで。」
  私  「そうですかぁ、病院ではそういう風に言われることが多いようですね。」
患者さま 「軟骨がすり減っていることが、この痛みの原因だそうです。」
  私  「そうですねぇ、病院ではそういう風に言われることも多いようですね。」
患者さま 「そうじゃないんですか?」
  私  「何が痛みの元になっているのかを、カイロ的に調べていきましょうか。」
患者さま 「そ、そうですね。よろしく。」
先ずは、どの程度しゃがむことができるのかをみてみると、お尻は大きく浮き上がって、「しゃがむ」というにはほど遠い感じでした。
次に、膝に関わる太腿の筋肉が、脳・神経系できちんとコントロールされているのかを検査してみると、これも良い状態ではありませんでした。
アクティベータ・メソッドによるカイロプラクティック・ケアで、「神経のはたらき」調整して、ベッドから降りていただきました。
  私  「はい結構ですよ。では、しゃがんでみて下さい。」
患者さま 「あれ、なんで?さっきよりもしゃがめるねぇ。痛くないわ。」
  私  「少し歩いてみましょうか。」
患者さま 「痛くないわぁ。パチンってしただけなのに、不思議やねぇ。」
先程のようにしゃがんでいただくと、お尻を床近くまで落とすことができて、「しゃがむ」ことができるようになりました。患者さまと共に笑顔になる瞬間でした。
病院での考え方は、私たちの身体を「機械仕掛けのロボット」のようにとらえて、部品が悪くなったから「痛み」が現れるというものです。
カイロプラクティックでは、私たちの身体を「生命体」としてとらえて、脳・神経系できちんとコントロールされていると、身体は健康を保つことができると考えています。
西洋医学もカイロプラクティックも、患者さまに良くなっていただきたいという願いは同じなのですが、考え方とアプローチの違いでその回復も違ってきます。
西洋医学も必要な医療ですが、お悩みの症状をカイロプラクティックに相談してみるのもいいかもしれませんね。