腰の痛み

15日の朝、50代男性から「ぎっくり腰をやってしまいました。何とかしてください。」とのお電話を頂きました。
ドアを入ってこられると「へっぴり腰」で歩幅が狭く、たいそうお辛いご様子でした。「イスに腰掛けると次の動作に時間がかかるので、立ったままで結構です。」とのこと。
C-3000では右の腰部分に大きなブレイクがみられました。お辞儀をしたり、身体を反らすこともできません。
こういうときには、できるだけ痛みのでないように、且つ的確な理学的検査をしなければいけません。そして、アクティベータ・メソッドのベーシック・ケアをおこないました。
 私   「はい、それでは立ってみてください。」
患者さま 「随分楽になりました。歩きやすくなりました。」
まだ痛みが残っているようなので、アドバンス・ケアをプラスすると、お痛みがかなり少なくなったご様子でしたので、2日後に来院していただくことにしました。
17日の朝、歩幅がまた狭くなってきていましたが、腰は伸びてきていました。 
 私   「いかがですか?」
患者さま 「痛みはまだありますが、動くことができるようになりました。」
前回同様にケアを終えて、C-3000の再検査をおこないました。どうも、腰部の不安定さが消えないので、夕方にもう一度来院していただくことにしました。
17日の夕方、歩幅は広くしっかりした足取りで来院されました。
 私   「おや、随分良さそうですね。」
患者さま 「痛みもなく、動くのも楽です。
      芯の部分の痛みが消えるともっと良いのですが・・・」
このぐらいになってくると、だんだん欲が出てきます。もっと良くなりたいという、この欲が大切です。
C-3000の検査でも、やはり不安定さが残っています。これが、芯の痛みが残っていることを意味しています。即ち、もっとケアが必要だということです。
ベーシックにプラスして、もっと深い部分のアドバンス・ケアをおこなって、20分の休息後にもう一度C-3000の検査をおこないました。
完全な「ストレート・ライン」が現れました。患者さまの痛みは全くなくなり、動きもスムーズです。
このように「いつ、どこを、どのように」カイロプラクティックをおこなうのか?ということを、「客観的に判断できる方法」と「検査」をおこなってケアすることが、患者さまに大きな利益となると考えています。