身体のお手入れ

今日、獣医になりたいという高校3年生が、メンテナンスに来院されました。昨年より受験を控えての精神的、また肉体的な疲労で、定期的なメンテナンスをおこなっています。

彼は、幼い頃よりカイロプラクティックで健康管理をおこなっていて、目標はアニマル・カイロプラクティックのできる獣医だそうです。是非とも頑張っていただきたいですね。

さて、今日はカイロプラクティックの「メンテナンス・ケア」の重要性についてご紹介させていただきます。これまでは、何らかの症状にフォーカスして治療をおこなうことが、従来からの医療の考え方でした。

これを症状に対する治療で、「対症療法」といいます。確かに辛い症状のある方は、「何とかして欲しい。」とお医者さまに駆け込みます。ですから、先ず症状をとるための治療がおこなわれます。

カイロプラクティックでは症状の有無にかかわらず、「神経のはたらき」に照準を合わせてケアをおこない、より健康的に生活を送ることを目標にしています。

病気はいきなり身体に表れるものではありませんから、十分に訓練を受けたカイロプラクターは、その小さなサインを見過ごさないように、全身全霊を傾けて検査をおこないます。

ここで、私たちの長い人生を「ドライブ」に例えてみましょう。皆さんはガソリンを満タンにして、ご機嫌で運転しているとします。長距離を走っていると、ガソリンも徐々に減ってきます。

皆さんは、エンプティマークが点滅するまで走り続けるでしょうか?皆さんは、ぎりぎりになってからガソリンスタンドを探すのでしょうか?これでは楽しいドライブも台無しですよね。

タンクのメモリが半分を過ぎたあたりで、先々のことを考えて給油されないでしょうか?何事にも早め早めに手を打っておくことで、大事に至らないものです。

身体にしても同じことで、症状があらわれるまで待つ必要はありません。辛い症状があらわれる前に、また損傷が少ないうちに素早く手入れをすることで、楽しい毎日を送っていただきたいのです。

それこそが、カイロプラクティックが皆さんに提唱している「メンテナンス・ケア」の重要性です。辛い症状がとれた後、そして回復期を過ぎた後、月に1度の予防ケアで健康的な生活を過ごしませんか?