顎関節

21歳の男性 顎(アゴ)関節の痛みと、右首~肩にかけてのコリを訴えて来院されました。整骨院に通われて、電気治療とマッサージ、そして鍼治療を受けられたそうです。
口を大きく開けると「ガリッ!」というクリック音と痛みがあり、整骨院では音を鳴らさないように指導があったそうです。
右首~肩にかけてのコリは鍼治療を受けてから強くなり、「寝違い」をしたときのように、右を向くと制限と痛みがあるということでした。
コンピュータ方式のC-3000サーモグラフィ検査では、上部頚椎と上部胸椎、そして右の仙腸関節でのトラブルを示しました。
アクティベータのメソッドに従ってベーシックのケアを終了し、アドバンス・ケアとして顎関節と斜角筋の調整をおこないました。
ケアの直後、右首~肩にかけてのコリがなくなり、右を向いても運動制限と痛みが消えました。顎関節の痛みも軽減し、口を大きく開けても違和感がなくなりました。
顎関節に構造的な問題があるのではなく、機能的なトラブルが不快な症状を起こしているということを説明しました。
顎関節周囲の筋肉をコントロールしている「神経のはたらき」がトラブルを起こしたために、関節の正常な動きができなくなったと考えるのが、アクティベータ・メソッドです。