ヒポクラテス

古代ギリシアの医者であるポクラテスは、それまでの原始的な医学から迷信や呪術を切り離し、科学的な医学を発展させました。
そのため「医学の父」、「医聖」、「疫学の祖」と呼ばれています。ヒポクラテスは医学を以下のように考えました。

病状を正確に観察し記述する。病気よりも病人の現状を全体としてとらえ,将来の経過を正しく予知しようとする。
環境条件が病気の発生や経過さらに人の体質気質に及ぼす影響を明らかにし,病気を自然現象として見る。
病気の治療法としては自然の回復力を重視して食品法を主にし,それを病人の状態に合わせて指定する。

また、彼は人体の研究を重ねていって、特に注目していたのが「背骨」だったそうです。「背骨を深く研究しなさい。そこから病気が発生することがわかる。」と結論づけたということです。
人間と自然との深い繋がりを重要視する彼の考え方は、まさにカイロプラクティックの理念に通じるものがあります。