旬の食材 「セロリ」

僕が大人になってから「美味しいなぁ。」と、感じるようになった食材の一つに「セロリ」があります。居酒屋でも、迷わず「セロリ」の漬け物を注文してしまいます。今日は、そんな「セロリ」についてお話しさせていただきます。

セロリは「せり」の仲間で、別名「オランダみつば」と呼ばれることもあります。原産地は地中海沿岸、中近東に広く野生種が分布していて、古代ローマ・ギリシャ時代には、整腸剤や強精剤として用いられていました。

セロリにはビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維が多く含まれています。特有の香りは、アビオールという香味成分によるものです。

セロリは全身の代謝を活発にするカロテン、抗ストレス作用を持つビタミンCを含んでいて、健胃、血圧降下、鎮静作用が期待できる“健康野菜”です。

食物繊維は整腸作用、コレステロールの低下に有効とされています。セロリ独特の香りには、食欲増進、精神安定、頭痛などに効果があります。

また、カリウムが豊富に含まれていますので、塩分の強い食事が多いときには最適の野菜です。カリウムは血液中の濃度バランスを保ち、血圧を下げる効果があります。

葉を刻んで入浴剤にすると湯冷めしにくく、茎の部分には肝機能を高める成分を含んでいますので、二日酔いの頭痛のあるときに食べると良いでしょう。

我が家では、野菜がたっぷりのスープを奥さんが作ってくれます。セロリ、玉ねぎ、じゃがいも、キャベツ、ベーコン、シメジ、ニンジンなどを入れて、コンソメに塩と胡椒で味付けしてくれます。ビタミンたっぷりの飲むサラダって感じですね。