食事と冷え

前回からの続きで、今日は「食事と冷え」についてのお話しです。現代は飽食の時代と言われています。お金を出せば何でも食べられる世の中です。
お腹がいっぱいになるまで食べたり、たいしてお腹が減っていないのに食事を摂ったりしていると、胃腸に血液がたくさん集まってしまいます。
体温は筋肉や肝臓で発せられますので、筋肉や肝臓への血液供給が減ってしまいますと、十分に熱を作ることができなくなってしまいます。
また、現代人の食事は「身体を冷やす食べ物が多い」ということも問題の一つです。例を上げますと、生野菜、暑い国で採れる果物、夏野菜、精製された小麦粉や砂糖などです。
その他、カフェイン(コーヒー、紅茶、緑茶)を一日中大量に飲み続けている方々も多いことでしょう。これらは交感神経を刺激して血流を滞らせるものばかりです。
先日、朝のワイドショーで、有名な司会者が「私は1日にコーヒーを20杯飲んでいるよ。」と、自慢げ話していましたが、いかがなものでしょうね。
私たちの口に入れたものが、形を変えて私たちの身体を作り上げています。何気なく口にしているものが、身体の不調を作っていることが多いものです。