心身相関

「心身相関(しんしんそうかん)」って、何やら難しい言葉ですね。簡単にいいますと、「こころ」と「からだ」のはたらきが、お互いに影響し合うということです。
今日は身近な例を上げてみましょう。皆さんが若々しかった頃、失礼しました。否、初々しかった頃、もっと失礼でしたね。はじめてデートしたときのことを覚えておられるでしょうか?
デートの約束をして、その日が近づくと「上手く話ができるだろうか?」「楽しんでもらえるだろうか?」「嫌われないだろうか?」などなどいろいろと考えられたでしょう。
これらは大脳の働きです。詳しくいうと、大脳新皮質の働きが大脳辺縁系に影響を及ぼして「不安」を生じさせている状態です。
大脳辺縁系に生じた不安は、自律神経系やホルモン系を介して、自分の意思とは関係なく自動的に「からだのはたらき」に影響を及ぼします。
そのためにデートの時間が近づくにつれて、心拍数が増えて胸がドキドキしたり、唾液の分泌が減って口がカラカラに渇いたりということが起こります。(参考文献 現代保健体育)
このように、「こころ」と「からだ」は密接に繋がっています。この「こころ」と「からだ」の関係に注目し、「こころ=脳・神経系」に条件付けられた「思考パターン」を切り替えるのが心身条件反射療法です。
詳しくはHP「ストレスの心身医療」をご参考下さい。http://www.mindbody.jp/