イチゴ

ヨーロッパの中部が原産といわれています。昔から野生のいちごが食されていて、17世紀ごろから栽培が始まりました。日本には、明治時代の初期にオランダ人によって伝えられました。そのため、「オランダいちご」という別名があります。
かつては春の訪れを知らせてくれる果物でしたが、需要が増加して、品種の改良、ハウス栽培が進んで、1年を通して市場に出回るようになりました。
1年中出回っていますが、本来は4月~6月ごろに旬をむかえます。 「ビタミンCの女王」といわれ、果物の中でもビタミンCを多く含んでいる。
ビタミンCは、身体の新陳代謝を高めたり、免疫機能を高めたりして、ウイルスに対する抵抗力を強める効果がありますので、風邪の予防などにいいですね。
知られていそうで、案外知られていないこととして、いちごにはキシリトールがたくさん含まれています。
キシリトールは、シラカバやカシを原料に主にフィンランドで生産されている天然素材の甘味料です。甘味料と言っても、砂糖に較べてカロリーは25%も低く、糖度は変わらないという性質をもっています。
しかも、砂糖に較べて、キシリトールの場合は口の中の虫歯の主な原因菌であるミュータンス菌に代謝されないため、菌は酸を作ることが出来ません。
キシリトールを摂取することで、虫歯予防につながり、歯垢も防ぐことができます。甘くておいしいいちごにも、素晴らしい効果がありますね。