昆布

日本の味としてすっかり食生活に定着している昆布ですが、その歴史はあまりに古く、確かな記録は残っていません。
昆布という名の由来は、はっきりしませんが、アイヌ人がコンプと呼び、これが中国に入って、再び外来語として日本に逆輸入されたと言われています。
昆布にはミネラルが豊富に含まれています。ミネラルは体内で作ることができないので、食べて摂取するしかありません。
昆布には、ビタミンB1やB2がたっぷり含まれています。これらには疲労を回復してくれる働きがあります。また、昆布に含まれるアルギン酸は、頭の回転をよくしてくれます。
昆布に多量に含まれているアルギン酸は、高血圧や動脈硬化に抜群の予防効果を発揮し、脳卒中や心臓病の予防に効果的です。
また、昆布に豊富に含まれている食物繊維は、糖分の消化・吸収を緩やかにする働きがありますので、血糖値を調整するのに効果的です。
昆布は、ダシを取るだけではもったいない、薬効が豊かな海の野菜です。努めて摂るようにしたいものですね。