おしっこの色

「おしっこの色が黄色いのは、身体が疲れているからだ。」と、いうことをお聞きになった方も多いのではないでしょうか?
おしっこは腎臓で作られます。腎臓では血液をキレイにする役割があって、汚物をおしっことして体外へ排泄します。
身体に必要な成分は、尿細管で再吸収されて血液に戻ります。このようにして、大人の場合1日に約1.5リットルのおしっこが作られます。
おしっこが黄色いのは、「ウロクローム」というタンパク質が分解されるときにできる物質のためで、健康な状態ではこの量はほぼ一定しています。
身体が疲れるときに限っておしっこが黄色くなるのではなく、疲れていると食欲がなくなって、食事量が減った分だけ水分量も少なくなり、黄色がより濃くなるということです。
また、便秘、激しい運動、発熱、心臓疾患でも、「ウロクローム」の量が増加する要因となります。
疲れのためにおしっこが黄色くなるのではなく、疲れを招くような生活が原因のようです。働き過ぎ、食生活、生活習慣など、気をつけていきたいものですね。