ブドウ

夜になると秋の虫が鳴き始めています。そろそろ、秋の食べ物をご紹介していきましょう。当院は大阪府柏原市にあります。柏原市の地場産業といえば「ブドウ」です。
市内では、あちらこちらで「ブドウ」のビニールハウスがみられます。「ブドウ」は本来、秋の果物です。8月~10月が旬で、夏ばてを防ぐにも効力があります。
「ブドウ」の中には、酒石酸とリンゴ酸という有機酸が含まれています。有機酸を摂取すると、腸内での悪玉菌の増殖を抑制し、善玉菌を増やしますので、腸内細菌のバランスを整える効果があります。
「ブドウ」のポリフェノールは、最も有名です。体内でコレステロールなどの物質が酸化されるのを防ぐ効果や、発ガンを予防する効果があることが知られています。
認知症やアルツハイマー病は、ワインを毎日飲んでいると発生率が低いといわれます。これらの効果は、活性酸素の生成を抑制するためと考えられています。
「ブドウ」の皮には、視力回復や活性酸素の除去に効果がある「アントシアン」が多く含まれます。
アントシアンはポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールの発生を防ぎ血液をキレイにする働きがあるといわれています。
そのため、動脈硬化やがん予防にも期待ができます。デラウェアなどの赤ブドウには、強い発がん抑制作用を持つ「レスベラトロール」というポリフェノールも含まれています。
また、果実に多く含まれるブドウ糖や果糖は疲労回復に効果があるので暑い夏のエネルギー補給に最適です。