猫背と肩こり
コンピュータ・プログラマーの30代の女性が、
ひどい肩こりと猫背を気にして来院された。
肩こりは仕事に就いてからひどくなり、
時折、後頭部からコメカミにかけての
偏頭痛に悩まされているとのこと。
症状がひどいときには、市販の鎮痛剤を使って
その場をしのいでいらっしゃる。
また、彼女には1週間に1度のマッサージが
欠かせなくなっているらしい。
カイロプラクティック分析
先ずは姿勢分析をおこなうと、
頭を身体の前に突き出して
背中は丸くなっていた。
首と肩、そして背中の筋肉を触診すると
前後の筋肉がかなりアンバランスだった。
典型的なアッパー クロスド シンドロームの
様相を呈していた。
アッパー クロスド シンドロームとは？
首の後ろ側の筋肉と胸の筋肉が固くなって、
首の前の筋肉と背中の筋肉が弱くなっている状態。
以下のような症状を伴う。
頭痛 首の痛み 胸の痛みと緊張
背中の痛み、特に肩の痛み
肩の痛み 顎の痛み 疲れやすい
首や肩が動かしにくい・・・など
「姿勢が悪いから肩が凝る！！」
と、一般的に言われているが、
姿勢は決して原因ではない！！
結果！！
最近では、
「スマホ首」
という言葉が使われているが、
これもスマホが原因ではない。
スマホ首については、またの機会に。
何がそのような症状を彼女に招いたのか？
その原因を考えるのが
カイロプラクティックの分析・科学だ。
コンピュータ・サーモグラフィの検査では
背中の筋肉をコントロールしている
神経のはたらきにトラブルが認められた。
背中で上手に支えきれない身体を、
一所懸命に首が支えているのだから
首や肩が凝っても当然のこと。
カイロプラクティック施療
アクティベータ・メソッドによる
身体に穏やかな方法で、
彼女の神経バランスを整えること
およそ10分！
今日できるすべてのことを終えて
ベッドから降りていただく。
「こんなに軽くなったのは初めて！！」
と、驚きのご様子。
長年に渡っての辛い症状と
サーモグラフィ検査の結果から、
1週間に2回の調整を2週おこなった。
現在、2週に1回ペースで調整を継続し、
リハビリ的に神経バランスを調整している。
まもなく、月に1回のメンテナンス ケアに
移行していく予定だ。
鎮痛剤とマッサージが大好きな彼女だったが、
今はまったく必要がないようだ。
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