夏バテを防ぐ入浴  

「まだまだ暑いですねぇ。」と、いうのが毎日の挨拶になっていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

連日の猛暑でうんざりしますね。

これだけ暑いと「エアコンが壊れやしないか?」と、心配になって「お疲れさん。もうしばらく頑張ってやぁ。」と、室外機に話しかけてしまいます。

「家の中」や「職場」での効きすぎた冷房は、自律神経のはたらきにトラブルを起こす要因の一つとなります。

今日の患者さまの傾向ですが、「肩こり」や「腰のだるさと痛み」を訴えられる方々が多く、その他「膝の痛み」や「肩の痛み」などの症状も多くみられました。

これらの方々に共通していることは、「極端な外気と室温の温度差」ということでした。極端な温度変化は、身体にとってストレス以外の何ものでもありません。

私たちの身体は変化する環境に対してどのように適応しようとするのか?を、24時間態勢で自律神経がはたらいてくれていることで生活できています。

文句一ついわずに働いてくれている自律神経ですが、時にはエラーを起こすことがあります。

これを一般的には自律神経失調という言葉で呼ばれています。

このエラーからご自身で回復させる方法として、入浴があります。

入浴は身体の汚れを落とすだけでなく、神経のはたらきをリセットする効果があります。

「夏は暑いからシャワーだけで・・・」なんて方が多いのではないでしょうか?

入浴の方法で神経のはたらきを整えて、この暑い夏を乗り切りましょう。

忙しすぎる仕事やギクシャクした人間関係などで疲れた心と身体では、自律神経の交感神経が強く働いています。

水分補給では緑茶やコーヒーをたくさん飲むことで、カフェインを多く摂ることになって、交感神経を優位に働かせてしまいます。

こんな時にはぬるめのお湯にゆっくりつかることで、このスウィッチが入れ替わり、副交感神経が刺激されて自律神経のバランスを整えてくれます。

就寝される2時間前にぬるめのお湯にゆっくりつかることで、副交感神経が刺激されて、眠りやすくなります。

その結果、免疫力はアップして夏バテを防いでくれることになります。