脳の休ませ方

梅雨もいよいよ終盤になってきました。全国的に豪雨が襲っているようです。九州では「経験したことない雨」で水害にあわれた方々も・・・、心よりお見舞い申し上げます。

さて、「頭がボーッとする。」や「なんだかやる気が出ない。」と、感じるようなことを経験されたことがおありでしょう。こんな風に感じたとき、実は脳が疲れているサインなんです。

脳が疲れたままでは、身体も上手に働いてくれません。

自分の持っている本来の能力を100%発揮するためには、疲れた脳を休ませてあげることを心がけてみましょう。

では、どうやって休ませるのか?

・・・それは、リラックスすることなんです。

仕事や勉強、人間関係など、私たちは毎日のように心と身体を緊張させることを強いられています。

張り詰めて緊張した脳は五感も鋭くて、あらゆる情報をキャッチできるようになっていますが、そんな状態は長く続かせることはできません。無理をすると、自分の許容範囲を超えてしまいます。

そんなときに、簡単にリラックスできる方法が深呼吸なんです。

気がつきにくいことですが、緊張しているときには、呼吸を止めていたり、呼吸が浅くなっていたりします。

ゆっくりと大きく深呼吸しながら、大きく伸びをするだけでも、随分と気分が変わります。

私たちは、何かに行き詰まったりすると、ため息をついたりします。これも自然に身についたリラックス方法なんでしょう。

リラックスするということは、交感神経のはたらきを抑えて、副交感神経のはたらきを強くするということです。

副交感神経が優位になると、心拍数はゆっくりになって、呼吸も落ち着きます。そして、緊張が和らぐというわけです。

自律神経のはたらきは、自分の意志で変えることができないのですが、唯一呼吸だけが自分の意志で変えることができます。

古今東西の健康法に、呼吸法を上手に使うものが多いのは、脳をリラックスさせてあげることに繋がっているのでしょうね。