頭を柔らかく?

先日の季節外れの台風以来、各地で豪雨の被害が報道されています。被災された地域の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

最近、急な体調の変化でHelpコールが入ります。梅雨の時期には、温度変化や湿度変化にも上手に対応できるように、身体のメンテナンスを心がけたいものです。

さて、今日は頭の柔軟性についてのお話しです。

「年をとると頑固になる。」や「頭が硬くなった。」という話を聞きますが、本当に頭の中が硬くなっているのでしょうか?いいえ、そうではなくて、それは頭の柔軟性がなくなっているということなんです。

私たちの脳の神経細胞は、お母さんのお腹の中(胎児期)でほぼ完成して増殖することはないといわれています。全体で見れば年齢を重ねる毎に、その数は減っていく一方で、50歳ごろでそのピークを向かえるといわれています。

しかし、実際には脳の成長は50歳で終わりではありません。私たちの脳は、最後の「死」を迎えるまで成長を続けています。それがシナプスの可塑性と呼ばれるものです。

シナプスの可塑性というと難しい言葉ですが、新しい神経のネットワークが保たれている状態だと考えると、わかりやすいでしょう。

神経ネットワークの結びつきが強ければ強いほど、いろんな事に対応できますから、頭に柔軟性があるということができます。この結びつきは、何歳からでも強くすることが可能です。

脳の神経細胞は、年齢と共に減っていくのですが、大切なのは神経ネットワークです。私たちの脳は使われていない部分が多く、膨大な神経細胞が眠っています。

眠らせていては、それらは神経ネットワークに参加しないで滅びていくだけです。どんどん神経ネットワークの結びつきを強めてやることが、頭に柔軟性を持たせることに繋がります。

カイロプラクティックによるケアが、その神経ネットワークの結びつきに大いに有効なことが、最新の研究でわかってきました。カイロプラクティックは、乳幼児から何歳までも治療を受けることができますから、皆さまの健康管理として大いにお役にたてることでしょう。