把手共行  

今日は一日中、雨が降ったり止んだりと憂鬱な陽気の大坂柏原市でしたが、皆さまいかがおすごしでしょうか?昨日、今日と腰や首、そして膝の強い痛みを訴える方が多く、「雨のせいだ!!」と、口を揃えておっしゃいました。

確かに急激な気圧や気温の変化は気候的ストレスになりますが、本来ならばその変化に適応できるようにならなくてはいけないんです。それが、体内環境を一定に保とうとするホメオスタシスです。

何か不調を感じたときには、まずはお電話でご相談下さいませ。にしのカイロプラクティック院は、できる限り皆さまをサポートさせていただきます。

さて今日は、「ふっと心がかるくなる 禅の言葉」よりを「把手共行」をご紹介させていただきます。

把手共行(はしゅきょうこう)・・・信じるい人と手をつないで行こう

手をとって共に行く。たいへんわかりやすい禅語です。

手をつなぐなら恋人がいい?そう、愛する人といつも一体であると感じられたらすばらしいことでしょう。では、この禅語はだれと手をつなぐというのでしょうか?

それは達磨であり、六祖慧能や臨済、道元です。仏であり同じように悟りを開いた祖師たちと共に手をたずさえて行く
というものです。

道元禅師の有名な歌があります。

峰の色 谷の響きもみなながら わが釈迦牟尼の声と姿と

自然のすべては仏のすがたそのものであり、わが身と一体なのだ・・・というしみじみした喜びが伝わってきます。悟りを開くとは自分の内なる仏性に目覚めること。

仏と自己が調和し一体となり、手に手をとって生という旅を続けるのです。この仏と一体であるという喜びこそ「把手共行」の喜びなのです。

長年連れ添ったパートナーでも、その一体感をどこかに置き忘れてしまっている人たちも多いかもしれません。信じているなら、愛しているなら、恥ずかしがらずにたまには手をつないで歩いてみましょうか。

先日、大人の遠足と題して数人集まったときに手をつないで帰ったのですが、今までにない一体感を感じることができました。

人生を共にしているもの同士で、また志を同じくしている同士が手をつなぐのは、本当に心がやすらぎます。皆さんもいかがでしょうか?