勢不可使尽

「今週のためしてガッテンみましたよ。先生が言うてたことは、ほんまやってんねぇ。」と、いう声が多かったです。
NHKの放送をご覧になるまで、僕の言うことは信用されてなかったようです(^_^;) まぁ、それだけテレビの力は大きいのでしょうね。

『ためしてガッテン』の再放送は、11月23日(水)【22日深夜】午前0時15分~1時00分です。要チェックです。

さて今日は、「ふっと心がかるくなる 禅の言葉」より、「勢不可使尽」をご紹介させていただきます。

勢不可使尽 (いきおいつかいつくすべからず)   ノリノリのときこそ反省を忘れずに

個人の人生でも企業でも、勢いに乗っている時期というのは、「このまま突っ走って行けるところまで行ってしまえ。」という気になるものです。「それではいけないよ」というのがこの禅語。

法演禅師は「四戒」の最初にこのことばを挙げ、「勢い使い尽くさば、禍(わざわ)い必ず到る。」とみずから解説しています。

勢いにまかせて調子に乗り、周囲の助言も聞かずに突っ走っていると、必ず破局が待っています。悪いときや失敗したときに反省するのは当たり前。ノリノリの絶好調のときこそ冷静に我が身を振り返り、「間違ったことはしていないか」と、みずからの行動を反省することが大事なのです。

「勝ち組」などと称して勢いの止まらない者には弱者の声は聞こえず、自分がすべて正しいと思いがちです。しかし、そうした驕(おご)りの中にすでに破局の種はまかれており、放っておけば一気に目が吹き出してくるのです。

車もエンジン全開のまま100パーセントで走りつづけていたら、いつか悲鳴を上げます。7、8割程度の力で走れば、周りの景色もよく見え、ときどきバックミラーで後ろを振り返る余裕も出てくるはずですよ。

仕事もほどほどにしたいものですね。仕事に追われていると、休むことを忘れてしまいます。休む時間や休む日を作ることも必要です。身体を壊してからでは何にもなりません。

にしのカイロプラクティック院では、そんなお忙しい方を全力でサポートしたいと思います。