随処に主と作れば 立処皆真なり

梅雨明けしたと思ったら、梅雨に逆戻りしたよう今日の大阪でした。湿度は高く、蒸し蒸しした空気が、非常に気持ち悪かったですね。こんな時は体調を崩しやすいので、皆さまお気を付け下さいませ。

今日は、「ふっと心がかるくなる 禅の言葉」より、この言葉をご紹介させていただきます。

随処に主と作れば 立処皆真なり 「ずいしょにしゅとなれば、りっしょみなしんなり」

この言葉の意味するところは、「いつどこにあっても、真実の自己を見失わず行動しなさい。そうすれば、どこであろうと真実のいのちと出会える。」ということです。

もう少しかみくだくなら、「どこにいても周りに振り回されることなく、自分の純真な心を忘れずにものを見て、精一杯の真心で行動しなさい。そうすればどんな環境にいようと、人生の真実や生の意味が発見できる。」といったところ。

しかし、この「随処に主と作る」のが実は大変。どんな状況でも自分らしさを保つというのは容易ではなく、真実の自己(主人公)という土台がしっかりしていないと、外からちょっと圧力がかかっただけで、どこかへ転がってしまいそう。

では、どんなときにもブレない自分を保つにはどうすればいいか?

最新のビルの免震装置は、自身がきてもユラーリユラリと揺れを吸収しながら、中心軸がきちんと戻るようにできていますね。あれの応用が有効。

どんな現実に放り込まれても自然体でいられる心の免震装置、それはすなわち「無心」であること。執着のない無心であればこそ、「随処に主と作る」ことができそうです。

本日発売のサンデー毎日に、「WHO基準(国際基準)カイロプラクティック最前線」と題して、僕の所属する一般社団法人 日本カイロプラクターズ協会の中塚会長へのインタビュー記事が掲載されました。

文中で「WHOのガイドラインに則り、倫理観のあるカイロプラクターによって施術を行っていくことが、国民の利益となり、カイロプラクティックの発展に繋がると信じております。」とおっしゃいました。

いつ、どこでお目にかかっても、中塚会長の信念は微塵たりともブレることはありません。それは、国際基準のカイロプラクターとして、またそれらを束ねる会長としての職責だけではありません。

中塚会長は、一人の人間として「真実の自己」を持ってらっしゃるからだと思います。僕も確固たる「真実の自己」を追求していきたいと思います。いつになるやら(^_^;)