左首から肩にかけての痛み

40代女性が、左首から肩にかけての疼くような痛みを訴えて来院されました。この症状は10日ほど前から徐々に始まり、日曜日に病院にて診察を受けられたということです。

レントゲン検査がおこなわれて、診察の結果は「骨に異常はない。」とのこと。15日分の鎮痛剤と筋肉の緊張を和らげる薬、そして胃薬が処方されました。

患者さまは、「15日間もこの辛い症状が続くのか・・・」と、感じられたようで、思い切って当院へいらっしゃっいました。

首回りの筋肉はパンパンに緊張し、左肩から肩甲骨にかけては大きく盛りあがる程の緊張がみられました。首を左右に回すことも、後ろに反らせることも困難で、歩くときは頭を動かさないようにされていました。

この患者さまのようなケースでは、髄膜炎のような感染症を除外するために、念には念を入れて整形外科的検査をおこなった結果、カイロプラクティック・ケアが適応できると判断しました。

首を動かすことが困難な患者さまに、小さな刺激で効果を生むアクティベータ・メソッドは大変喜ばれています。小さなバネ仕掛けの器具からは、パチンという音と共に、軽い振動が発せられます。

その振動刺激が身体のセンサーを通して脳に働きかけられて、瞬時にパンパンに緊張した筋肉が緩んでいきます。全身の調整が終了するのはおよそ15分ほどですから、患者さまの受ける負担も最小限です。

アクティベータ・メソッドによる検査と調整を終えてベッドから降りていただくと、首を左右に動かしても、後ろに反らしても痛まないことに驚かれていました。

アクティベータ・メソッドによるカイロプラクティック・ケアでは、お仕事に復帰されるのは週明けかと予想していますが、たぶん15日もかからないと思います(^_^;)