挨拶

先日、ムツゴロウさんが、動物の挨拶についてお話しになっていました。動物のあいさつは「同種の仲間と出会う時、相手の攻撃を避け、友好的関係を形成・維持するための行動」です。

・鳥類           くちばしを触れ合う
・カモメ、サギ       首を伸ばす
・あざらし         鼻を押し合う
・ネコ           頭を相手にあずける
・イヌ、ネズミ       性器の近くを嗅ぎ合う
・チンパンジー       唇を触れ合う、握手する、お尻を触らせる

僕たち人間も、きちんと挨拶のできる人と出会うと、その日一日が気持ちのいいものですね。今日は、「ふっと心がかるくなる 禅の言葉」より、挨拶」という言葉についてご紹介します。

人と人との出会い、ふれあいの最初は挨拶から始まります。日常のちょっとした挨拶でも、人との接し方や礼を保つことに対する姿勢があらわれるものです。挨拶ひとつにも生き方があらわれるのです。

「挨拶」という文字本来の意味は、「そばに身をすり寄せて押し合うこと」。禅宗では、門下の僧と問答をして相手の悟り程度を知ることを挨拶といいました。

人と接するときも、まず押したり、たたいたりして、相手の心の玄関を開いてみないと、心のふれあいは生まれません。挨拶をいいかげんにすることは、人間関係をおろそかにすること。もっと言えば、生き方をいいかげんにしてしまうことになります。

まず自分から、気持ちのよい笑顔と丁寧な挨拶で、「自分は玄関を開ける用意ができていますよ。」という思いを相手に伝えてみましょう。

僕もこころの玄関をオープンにして、きちんとした挨拶ができるように心がけようと思います。