バドミントンのプレイ中に痛めた左足首

バドミントン・プレイヤーの女子高校生が、プレイ中に左足首を挫いて来院されました。左脚で踏ん張ったときに、足首の前の部分に鋭い痛みがはしったということでした。

痛めてからすでに3日経っていましたが、腫れや赤みもない状態でした。念のために、足首に関わる整形外科的検査をおこないましたが、大きなトラブルを起こしている様子は見あたりませんでした。

通常通りアクティベータ・メソッドのベーシック・ケアをおこなうと、骨盤周辺、背中、首と結構なトラブルが見つかりました。アクティベータ・メソッドによるカイロプラクティックでは、足首を痛めたから、足首だけケアするということはしていません。

身体は全体で一つですから、全身をくまなく検査してケアすることが大切です。今回のようにケガをされたのであれば、そこから波及するであろう箇所も検査し、必要に応じて解決していかなければなりません。

次に、痛めた足首の周辺を数カ所調整し、ベッドから降りていただくと、普通に歩けることに驚かれていました。少しずつ負荷をかけていくと、何となく痛みを感じる程度まで回復されていましたので、次回の来院を3日後に予定しました。

3日後の来院時には、日常生活ではほとんど痛みを感じることがないとのことでした。ケガをしたときの動作を再現していただくと、不安感と痛みがあらわれるとのことでしたので、アプライド・キネシオロジーで、「脳・神経系」に悪影響を及ぼす「外傷の記憶」をリセットする方法をおこないました。

ベッドから降りていただいて、最大で負荷をかけても不安感と痛みは再発しませんでした。「これで自信をもってクラブ活動ができます。」と、笑顔が溢れた瞬間でした。

患者さまに精神的、肉体的な苦痛を与えずに、安心してケアを受けていただけること、そして何よりも素早い効果を得られることが、アクティベータ・メソッドの素晴らしいところです。