坐骨神経痛への心身条件反射療法

我が家では紅梅のつぼみが膨らんで、先週から1つ、2つと咲き始めました。そこへ大阪には珍しい積雪で、開花も小休止のようです。昨年はこの紅梅にウグイスがやってきて、美しい鳴き声が目覚まし時計になっていました。

春が待ち遠しく感じますが、こんな時期には温度変化が身体に影響を与えて、強いコリや痛みが出やすくなります。「いて、て、て、神経痛が・・・」と、いう方が多くなる時期でもあります。

今日は、右のお尻から太腿の裏、そしてふくらはぎの痛みを訴えて来院された、30代女性の症例をご紹介させていただきます。彼女は病院と整骨院での治療を受けられましたが、回復の兆しがみられないことで、半ばあきらめていらっしゃいました。

「坐骨神経痛だから、冷やさないように。」という病院の言いつけをしっかり守られて、使い捨てカイロをペタペタと貼っておらっれました。でも、あんまり芳しくはないようでした。

当院では、「何故、この痛みが出てくるのか?」ということに焦点を合わせて、さまざまな検査、いわゆる「犯人」探しをおこないます。先ずは、カイロプラクティックで「神経のはたらき」に問題がないかをチェックしていきます。

5回目の来院で、「いかがですか?」と伺うと、「治療を受けた時は痛みがなくなっているが、仕事中は痛みが強くなる。」とのこと。このように同じ症状を繰り返すときには、何らかのストレス要因が、脳に無意識的に学習記憶されて、様々な慢性症状を引き起こす原因になることがあります。

ストレス要因を特定し、身体に影響しない感じ方に変えることで、根本から症状の解決をおこなう治療があります。これを「心身条件反射療法」、別名「ニューロ・パターン・セラピー」と呼びます。

次回へつづく・・・