交通事故後の首の痛み

交通事故の後から続く「首の痛み」と「強い肩こり」を訴える患者さまが、昨年11月から来院されています。9月に追突されて以来、上記の痛みに加えて「吐き気を伴う頭痛」と「めまい」にお悩みでした。

整形外科でのレントゲン検査とMRI検査の結果で「ムチウチ症」という診断を下されて、電気治療と牽引療法、湿布薬と鎮痛剤という良く耳にする治療を、およそ2ヶ月間受けられましたが、改善の傾向は見られなかったということでした。

当院での初回検査時の触診でも、両側の首から肩にかけての筋肉に強い緊張と、左肩甲骨の内側の強い緊張が確認できました。そして、アクティベータ・メソッドのプロトコルに則って、カイロプラクティック・ケアを終えました。

ケア直後の患者さまの感想は、「肩がこんなに楽になるなんて・・・」と、驚きのご様子。「週に2回のカイロプラクティック・ケアを2週間、計4回ほどでこのつらい症状は治まる予定です。」と、マネジメント・プランをお伝えして帰っていただきました。

2回目のケアでは、交通事故で脳に記憶されている「損傷」を取り除くケアをおこないました。過去の損傷による神経システムへの影響を排除することで、持続的な治療効果と高い健康レベルを安定させることが可能になります。

計4回の初期集中ケアを終える頃には、当初の辛い症状は大幅に緩和されていましたので、次のリハビリ的ケア段階で、健康な身体を取り戻す再修復ケアを週に1回ペースで5回の計画をたてました。

先日、5回目のカイロプラクティック・ケアを終えました。患者さまの感想は「首から肩のコリがなくなって、本当に楽になりました。」とのこと。

アクティベータ・メソッドによるカイロプラクティック・ケアは、従来のボキボキさせる方法と違って、怖い思いをすることなく、また痛みを伴いませんので、小さなお子様からお年寄りまで安心して受けていただくことができます。

日曜日には、アクティベータ・ネットワーク・ジャパン(ANJ)の臨床研究会が開催されます。公認セミナーにないような、「超」臨床的な情報と技術をしっかりと吸収したいと思います。