急激な温度変化3

暖かい日が続いたかと思えば、一転して冬を思わせる寒さがやってきたりで、身体がついていかないという声を良く耳にします。この急激な温度変化によって、自律神経のアンバランスが始まります。

前回と前々回は、自律神経のはたらきがアンバランスになると、全身の「血流障害」がもたらす痛みや痺れについて、そして「排泄・分泌能の低下」によって、ホルモン系と免疫圭の機能低下についてのお話しでした。

交感神経の緊張がもたらす、もう一つのトラブルは、顆粒球が増えることで活性酸素が大量に産生されることです。活性酸素は全身のいたるところで発生し、その強力な酸化力で細胞を殺傷します。これによって組織破壊が起こり、ガンや炎症性の疾患、糖尿病、動脈硬化など、さまざまな病気が発症するのです。

身近な例を上げてみますと、「肩が凝る→歯茎が腫れる→口内炎ができる」などは、交感神経が優位にはたき過ぎた結果としてあらわれる症状です。

身体の中では、呼吸で得た酸素から発生する活性酸素、細胞の新陳代謝から生ずる活性酸素など、さまざまなところから活性酸素が産生されますが、活性酸素全体の比率では、顆粒球から放出されるものが約8割を占めています。したがって顆粒球が増加すれば、体内は活性酸素でいっぱいになってしまいます。

このメカニズムを解明した福田ー安保理論では、自律神経のはたらきがアンバランスになると、次のような病気になることを警鐘を鳴らしています。

ガン、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病、橋本病、甲状腺機能障害、急性肺炎、急性虫垂炎、肝炎、膵炎、化膿性扁桃炎、口内炎、おでき、ニキビ、動脈硬化、肩こり、手足のしびれ、腰痛、ひざ痛、各部の神経痛、顔面マヒ、関節リウマチ、五十肩、痔、静脈瘤、歯周病、脱毛、めまい、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、不整脈、動悸・息切れ、偏頭痛、しもやけ、冷え症、アトピー性皮膚炎、便秘、胆石、結石、脂肪肝、尿毒症、うおのめ、ガングリオン、妊娠中毒症、口渇感、食中毒、味覚異常、視力低下、難聴、イライラ、不眠、食欲減退・・・

一般的に、カイロプラクティックは背骨や骨盤のズレを治す治療だ。」と、いうイメージをもたれていますが、本来の目的は、「脳・神経系に生じた機能障害を調整する」ことにあります。

専門医による治療の他にも、WHOが認める「正統なカイロプラクティック」は、さまざまな症状で苦しんでらっしゃる方々に、健康回復のお手伝いをさせていただきます。