コールドドリンク症候群

日中はきびしい暑さが続いていますが、2日ほど前から夜風が気持ちよく、コオロギが鳴き始めました。まだまだ「夏真っ盛り」って感じですが、少しずつ秋に向かっているんですね。

さて、今日は、雑誌「TARZAN」に、「胃の冷えが脂肪を蓄える、コールドドリンク症候群」と、いうおもしろい記事がありましたので、ご紹介させていただきます。

「冷たい飲料が一気に胃に流れ込むと、一時的に胃が低温になります。胃壁の厚さは2mmくらいしかありませんから、中の温度低下はすぐに外壁を走る毛細血管に伝わって、血液の温度を下げてしまいます。

血液の中にはコレステロールや中性脂肪といったアブラも流れているが、血液の温度が下がると、これらのアブラの粘度が増して、血液はドロドロになる。溶けたバターを冷蔵庫に戻せば固くなるのと同じ理屈。

これが血行を悪化させ、代謝を下げてしまい、太りやすい体質をもたらしたのだろうと考えられます。そして、冷たい飲料で夏の間、胃を冷やす生活を送っていると、カラダは胃の周囲に脂肪を蓄え、冷えに対抗しようとし始める。」

この一連の生理現象を“コールドドリンク症候群”と命名した栗原医師は、「ぽっこりお腹」の原因として警鐘を鳴らしています。

当院でおこなっている「新日本延命医学療法」の創始者 宮原 一男先生は、「冷えた胃が病気をつくる。」と、半世紀以上前に独自の理論を打ち立てました。

「お腹を冷やさないように・・・」ということは、今も昔も変わらないということでしょう。冷たい飲み物もほどほどにしましょうね。