疲れた脳を休ませる

久しぶりの雨のおかげで、昨日は過ごしやすい暑さでしたね。今日はそのギャップの大きさで、「頭も身体もまいってしまう。」と、おっしゃる方々が多かったです。

「頭がボーッとする。」や「なんだかやる気が出ない。」と、感じるようなことを経験されたことがおありでしょう。こんな風に感じたとき、実は「脳」が疲れているサインなんです。

脳が疲れたままでは、身体も上手に働いてくれません。自分の持っている本来の能力を、100%発揮するためには、疲れた脳を休ませてあげることを心がけてみましょう。

では、どうやって休ませるのか?ということですが・・・それは、「リラックスすること」なんです。仕事や勉強、人間関係など、私たちは毎日のように神経を緊張させることを強いられています。

張り詰めて緊張した脳は、五感も鋭くて、あらゆる情報をキャッチできるようになっていますが、そんな状態は長く続かせることはできません。無理をすると、自分の許容範囲を超えてしまいます。

そんなときに、簡単にリラックスできる方法が「深呼吸」なんです。気がつきにくいことですが、緊張しているときには、呼吸を止めていたり、呼吸が浅くなっていたりします。

ゆっくりと大きく深呼吸しながら、大きく「伸び」をするだけでも、随分と気分が変わります。私たちは、何かに行き詰まったりすると、ため息をついたりします。これも自然に身についたリラックス方法なんでしょう。

リラックスするということは、交感神経のはたらきを抑えて、副交感神経のはたらきを強くするということです。副交感神経が優位になると、心拍数はゆっくりになって、呼吸も落ち着きます。そして、緊張が和らぐというわけです。

自律神経のはたらきは、自分の意志で変えることができないのですが、唯一「呼吸」だけが自分の意志で変えることができます。古今東西の健康法に、「呼吸法」を上手に使うものが多いのは、脳をリラックスさせてあげることに繋がっているのでしょうね。