寒暖差と痛み

本日3月27日は、「さくらの日(桜の日)」ということらしいです。日本さくらの会が、1992年(平成4年)に、「咲く」の語呂合わせ3×9=27であることから3月27日を、「さくらの日(桜の日)」に制定したそうです。でも、長い雨が上がってから、冬に逆戻りしたようで、桜の花もまだまだというところです。

今週末はこの寒さの影響を受けるたためか、体調を壊されてらっしゃる方々が多くみられました。極端な温度変化には、身体もビックリしてしまって、肩こりや腰痛、そして太腿の裏側が痛んだりと様々な症状を訴えられることがあります。

以前にも「気候的ストレス」について何度かお話しさせていただきましたが、「働き過ぎ」や「悩み事」以外にも、ストレスには様々なものが考えられます。なかでも「気候的ストレス」は、私たちがこの地球上に存在するためには、避けて通れないものです。人間も自然の中の一部ですから、気圧や温度の変化の影響を受けてしまします。

このとき、身体の中では自律神経が、外界に適応するために、一所懸命に働いてくれています。血圧、心拍、血糖値、ホルモンなどは、私たちの意識しないところでコントロールされています。日常ではそのことを感じることなく生活できるようになっていますが、「自律神経のはたらき」が乱れると、「病気の発生に繋がる。」ということがいえます。

自律神経には、体調を興奮させる「交感神経」と、休息や食事を摂るときに優位に働く「副交感神経」の2つがあります。「交感神経」が優位に働くと、「心臓の拍動の増加」や、血管の収縮によって「血圧を上昇させる」というように、身体は活動的になります。

「副交感神経」が優位に働くと、「心臓の拍動の減少」や血管を拡張させて「血流を促し」ます。その結果、心身共にリラックスするように働きます。これら「自律神経のはたらき」に悪影響を及ぼすのが、「肉体的ストレス」、「精神的ストレス」、「化学(栄養)的ストレス」、「気候的ストレス」です。

大きな「温度変化」や「気圧変化」が「気候的ストレス」となり、自律神経バランスを乱してしまって、「血行不良」と「筋肉の緊張」をおこして、「さまざまな痛み」になります。カイロプラクティックは、「神経のはたらき」に着目した自然療法です。それぞれの患者さまの状態にあわせて、無理のない方法で健康へ導く事を目的にしています。