追突事故後の首の痛み

40代女性が、紹介者の方に付き添われて来院されました。患者さまは元気な口調でハキハキと話される方ですが、首を前に突き出して、背中を丸くされていました。
このご様子からも「首から肩にかけて、強いコリがあるのだろう。」と、推察できます。また、ほとんど首を動かさずにお話しをされることが特徴的でした。
患者さまは、4年ほど前に高速道路を走行中に、後ろからとんでもないスピードに加えて、ノーブーキで追突されたということでした。
整形外科では「むち打ち症」と診断されて、電気治療と湿布薬の治療を受けてらっしゃいました。いっこうに回復に向かわないことに「もどかしさ」を感じておられたということでした。
コンピュータ・サーモグラフィTy-Tron C-3000での検査でも、首と背中のジョイント部分に、慢性期にみられる反応を示していました。
両肩の筋肉はパンパンになって、これまでの「つらさ」が伝わってくるようでした。
 私  「しんどかったでしょう。」と、思わず口からこぼれました。
患者さま「そうなんです。助けてください。」と、悲痛な言葉が出てきました。
 私  「私のできることを精一杯させていただきます。」
こんなやりとりがあって、カイロ・テーブルに寝ていただきました。そして、アクティベータ・メソッドによる検査と調整をおこないました。
 私  「肩から背中の感じはいかがでしょうか?」
患者さま「ポカポカしていて、筋肉が緩んでいるのがよくわかります。」
カイロプラクティックでは、「どうしてそのようなコリがあるのか?」「何がつらい症状の原因なのか?」を考えてアプローチしていきます。
一般的に、長い間に渡って筋肉が緊張していると、「とにかく、このコリを取って欲しい。」と、毎日のようにマッサージを受ける方もいらっしゃいます。
「つらい症状」は「結果」です。その「つらい症状」には必ず「原因」があります。その「原因」はそれぞれ違うものです。
カイロプラクティックは、お一人お一人の「つらい症状」の原因を追求し、お一人お一人にあった方法でオーダーメイドのケアをおこないます。