豚肉の効能

沖縄では「豚肉は鳴き声以外捨てるところがない」といわれるほど、豚のほとんどの部位を調理して食べられています。
沖縄に長寿が多いのは、「豚肉と昆布をよく食べているからだ。」といわれています。豚肉は、安くて美味しいので、家庭料理にもピッタリの食材といえるでしょう。
豚肉は、肉類の中では最もコレステロールが少ないです。適度のコレステロールは、血管壁を強くしてくれますから、豚肉程度のコレステロールは摂った方が良いでしょう。
豚肉はビタミンB1が豊富で、牛肉の約10倍含んでいます。ビタミンB1は糖質の代謝や神経のはたらきに関係しているので、疲労回復やイライラの予防にピッタリです。
そして、豚肉はたんぱく質も良質なものを豊富に含んでいます。もも肉100gに含まれるたんぱく質を他の食品換算しますと、卵なら2個、ご飯なら茶碗6杯、牛乳では700mg相当のもなるそうです。
また、豚肉の「脂身」は酸化しにくいため、たいへん効率のいいエネルギー源となります。その上、血清コレステロール値を下げたり、必要以上に上昇させない効果もあります。
豚肉と一緒に食べることで、次のような効果も得られます。「しめじ、ワカメ、ヒジキ、コンニャク」は 高血圧予防やコレステロールの低下。
「タマネギ、ニンニク、ニラ、ネギ」は 疲労回復や体力増強。「鶏皮、ゴマ、ヨーグルト 」は 美肌の効果が得られます。
「かぼちゃ、さつまいも、落花生」は 老化予防や健脳効果が得られます。夏の疲れが出やすいこれからの季節には、生姜と合わせて食べると良いでしょう。代表的なものは「豚の生姜焼き」ですね。