適度な運動

先週末、東京で開催された「心身条件反射療法」のセミナーに出席してきました。初めて「症例報告」という機会を与えられて、少々緊張気味での上京となりました。
新型インフルエンザ対策として、伊丹空港ではマスクをつけた方が多くみられましたが、羽田空港ではチラホラ程度で、関東と関西との温度差を感じました。
今日の関西の様子は先週と大きく変わって、来院された方からも、「電車の中でもマスクの人が少なくなったねぇ。」と、ようやく平常通りに戻ったようでした。
関西といえば新しい情報に目がなく、多くの人たちが飛びつくのですが、その熱がさめるのも早いという気質ですから、今回のインフルエンザ騒動も同様かもしれません(笑)。
少しでも早く、関西の経済が復興してくれることを祈ります。みんなで頑張りましょう!さて、今日は「足のしびれ」でお悩みの方のお話しです。
この患者さまは、初期集中的ケア段階を順調に進まれて、リハビリ的ケア段階として継続的にカイロプラクティック・ケアを受けられています。
当初の辛かった「お尻から太腿にかけての痛み」はなくなって、「足の裏に軽いしびれ」が残っていましたので、定期的にカイロプラクティックをおこなっていました。
当院ではコンピュータ式サーモグラフィ TyTron C-3000で、「神経のはたらき」をモニターし、「ケアの進行状況」や「身体の状態」を分析します。
この患者さまは、日頃より骨盤や腰の付近で「神経のはたらき」に異常を示していましたので、関連する箇所へのカイロプラクティック・ケアをおこなっていました。
前回のケアで、「最近1?ほどですが、毎日歩くようにしています。」とおっしゃっていましたので、「良いことですので、できるだけ続けていきましょう。」とお話ししていました。
今回、ケア前のTyTron C-3000で検査をおこなうと、いつもの反応がみられませんでした。「歩いておられるのですか?」とお尋ねすると、「できるだけ歩いています」とのこと。
「しびれも治まっています。」とのことで、「適度な運動」が「神経のはたらき」に素晴らしい影響を与えているということが、実感できるケースです。
無理のない程度の軽い運動は、現代人には必要なことです。どこに出かけるのも自動車、「ちょっと買い物」という時も自転車などなど、現代人は歩くことを忘れてしまったようです。
日頃の生活スタイルを、少しだけでも見直してみるのも良いでしょう。「季節感のない食べもの」や「運動不足」など、ちょっとしたことからでも改善し始めてみるのも良いでしょうね。