乳酸菌

「花粉症には乳酸菌が効果的だ。」と、言われるようになってから、ヨーグルトを一所懸命に食べておられる方は多いのではないでしょうか?
花粉症に「乳酸菌」が効果があると言われるのは、乳酸菌によって腸内環境が整うことで、花粉症に過剰反応しないようになるためだということです。
日本人は、自分たちの食文化よりも、外国の食文化が優れていると考えていることが多く、何でも外国のものが素晴らしいといって飛びつく方もいらっしゃいます。
日本には、乳酸菌の上手な摂取方法として「漬け物」があります。最近では自宅で「ぬか床」を持っている方も少なくなっています。
長い歴史の中で、日本国中にはその土地の気候風土に合った、いろいろな漬け物があります。塩漬け、ぬか漬け、しょうゆ漬け、みそ漬け、かす漬け、など。
このように、日本人は「漬け物」を自分たちの食文化として大切にしてきました。玄米ご飯に味噌汁、そして「漬け物」は、日本に古くから伝わる健康食です。
財団法人 食生活情報サービスセンターによると、「食育とは、国民一人一人が、生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図れるよう、自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身に付けるための学習等の取組みを指します。」と、書かれています。
ライフスタイルが大きく変化して、家族で食事を摂るということも少なくなっていますが、「口に入れるもの」は、それぞれが気をつけて吟味することが必要です。
食については安全なことは勿論ですが、「食材の旬」にも気を配っていきたいものですね。寒い時期に「キュウリ」や「トマト」は、本来おかしいのです。
まだまだ日本では寒いこの時期に、毎日のように「バナナ」を食べることが正しい食事でしょうか?(過去記事の「バナナダイエットに警鐘」をご参考ください。)
自分の生活する土地で採れたものを、収穫の時期にいただくことが一番であって、外国からやってきたものが、日本で生活する人たちに必要かどうかは考えなくてはいけません。