つっぱり感を伴う腰の痛み

50代男性が、つっぱり感を伴う右腰の痛みを訴えて来院されました。この痛みは2週間前から始まったそうで、仕事の忙しさもあって「だましだまし」で過ごされていたようです。
コンピュータ式サーモグラフィTyTron C-3000では、右の腰と首に大きく反応していました。触診すると、右の腰から背中にかけての筋肉が大きく盛りあがっていました。

 私   「痛むのはこのあたりですか?」
患者さま 「そこは突っ張っていて、痛むのはお尻のあたりです。」

触れてみますと、右側のお尻の筋肉に強い緊張がみられました。この患者さまのケースでは、当院で通常おこなうアクティベータ・メソッドによるケアしませんでした。
アプライド・キネシオロジーによる評価・分析でケアをおこなうことにしました。左右の骨盤に「ブロック」と呼ばれる特殊な器具を用いて、静かにケアをおこなうことにしました。
数分後に「ブロック」をはずして、強く緊張したお尻の筋肉に対するケアをおこないました。お尻の筋肉へのケアをおこなってベッドから降りていただきました。

 私   「いかがですか?」
患者さま 「後ろに反らせてもつっぱり感も痛みもないです。」 

この2週間ほど、こういった症状でお困りの患者さまが増えています。2月というのに4月や5月頃の温度になったり、思った以上に温度や湿度の変化が大きいものです。
こういった「気候的ストレス」に上手に順応できる身体になっていますと、不快な症状に悩まされることは少ないものです。
しかし、「暑い国で採れた食べ物」や「季節感のない食事」を続けていると、「気候的ストレス」に対する適応能力が低下してきます。
そこへ「職場」や「家庭」での様々な「精神的ストレス」が加わることで、「神経のはたらき」は大きく乱されることになり、尚更、自然への順応ができなくなってしまいがちです。
私たち人間は、自然の一部分です。自然に合わせた生活スタイル送ることが大切です。カイロプラクティックは、「自然」に対して上手に共生できるようにお手伝いをさせていただきます。