重くてだるい腰

お昼間は春を感じさせるほどの陽気になってきました。しかし、この暖かさも夕方までで、夜と朝はまだまだ2月の寒さすね。
こういう温度変化の激しいときには、上手に身体が適応してくれないことが多く、肩こりや腰痛、血糖値や血圧も不安定になりがちです。
これは「気候的ストレス」に対して、自律神経のバランスが崩れた状態です。ストレスというと精神的なものばかり考えがちですが大きく分けて4つのタイプに分類します。

*精神的ストレス(家庭や職場での人間関係、心配、悩みなど)
*構造的ストレス(仕事での姿勢、合わないシューズ、高すぎる枕など)
*化学的ストレス(カフェイン、アルコール、糖質の過多、栄養のアンバランスなど)
*気候的ストレス(暑さや寒さ、高過ぎるまたは低すぎる湿度、気圧変化など)

以上のことからも、私たちは常にストレスにさらされているといえるでしょう。それでもすぐに悪影響が出ないのは、自律神経系がストレスに対して頑張ってくれているからです。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。車で言うところの「アクセル」と「ブレーキ」の関係に似ていて、お互いが反対のはたらきをしています。
温度変化が激しいときには、交感神経の強いはたらきで「筋肉が硬くなり」、「血流を悪く」させてしまいます。
こんな状態で身体が普段通りの動きをとれるはずはありません。何となく腰が重かったり、だるかったりと、身体からは「警告反応」が発せられます。
この状態を放っておくと、腰の状態は「悪化の一途をたどっていく」と、いうことは言うまでもありません。
今日もそういった方々が多く、カイロプラクティック・ケアだけでなく、ご自宅でできる対処方法をアドバイスさせていただきました。これからの時期は、一層気をつけたいものですね。