バナナ・ダイエットに警鐘

最近、テレビの影響で「バナナ・ダイエット」なるものが流行っているそうです。スーパーでは、バナナの売り切れが続出だそうです。今日の「Yahooのニュース」よりご紹介します。
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■「特定の食品を食べてやせる方法は、やらない方がいい」
新潟大医学部の岡田正彦教授(予防医学)は、バナナダイエットに一定の効果はあるとみる。「果物は、カロリーが多くないので、一日の食事での割合が大きくなれば、当然やせてきます」。しかし、このダイエットをすることには、懐疑的だ。
栄養には、炭水化物、たんぱく質、脂肪という3大要素があります。果物ばかり摂取すると、たんぱく質や脂肪が欠乏して、様々な病気にかかりやすくなります。体内細胞が弱って感染症になったり、がんにさえなったりすることがあります。
たんぱく質でできている抗体が減って、がんを防ぐ免疫機能が弱るからです。リンゴ、コンニャクなど特定の食品を食べてやせる方法は、やらない方がいいでしょう」と、岡田教授は警鐘を鳴らしています。
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以前より、当院では「旬の食べ物を食べましょう。」や「日本の食材を食べるようにしましょう」と、推奨してきました。
バナナは熱帯地域で生産されていて、日本では沖縄や南九州で栽培されています。暑い土地で採れる食材は、身体を冷やしてその土地での生活をしやすくします。
秋に向かっていく気候で、バナナを毎日食べていては、身体はどうなるでしょうか?おわかりですよね。身体の中から冷えると、膝や腰の痛みが取れにくくなったりします。
そういう意味においても偏った食事ではなく、「その時期に採れる旬のもの」を少しずつで結構ですから、毎日の食材にしていただきたいのです。
これからの時期には「さつまいも」や「シメジ」に「椎茸」、魚では「鮭」「サバ」「サンマ」などが美味しくなりますね。