首や腰のだるさ

2週間ほど前は、当院の周りでは「ワァーシ!ワァーシ!」と、クマゼミがうるさく鳴いていましたが、先週末あたりからピタッとその声も聞こえなくなりました。
夜になると涼しい風が吹き始めて、コオロギが鳴いたりと、少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。
今日は朝から夜まで、「何となく首がだるい。」や「どうも腰がしっくりこない。」と、いった症状を訴える方が多かったです。
今年の夏も酷暑が続いていましたが、ここ数日の温度変化に体調管理も難しくなっています。「季節の変わり目には注意が必要です。」と、言われる時期です。
温度変化、湿度変化、気圧の変化など、私たちの身体は「外部の環境」と「内部の環境」のバランスを整えようと、自律神経によってコントロールしています。
1日の温度変化や気圧変化などに上手に適応できるといいのですが、エアコンの効いた部屋で過ごしていることが多くなると、その変化も極端なものになりがちです。
自律神経の交感神経が優位に働くと、筋肉は緊張しますし、血流も滞ってしまいがちです。そのようなときに、首や腰に「だるさ」や「不快感」を感じることが多くなります。
暑いからといって、湯船につからないでシャワーだけで入浴を済ませたり、冷たい飲み物ばかり飲んだり食べたりしていると、環境の変化に上手に適応できなくなります。
今、この時期だからこそ、「ライフスタイル」を見直すことが大切です。エアコンの温度、肌を出し過ぎない衣服、冷たい飲み物や食べ物など、気をつけてみてください。