首と肩から背中にかけてのコリ

お盆休みが明けると、日頃できないことを片付けたり、遠くへ遊びに出かけたりして、心身共に疲れをためて来院される方が多くなります。今日はそういう方の症例です。
40代女性が、首と方から背中にかけての強いコリを訴えて来院されました。この症状は、先週末に引っ越しをしてから始まったということです。
コンピュータによる皮膚温度差分析機器 TyTron C-3000で検査をすると、「肩甲骨の間」と「首と背中のジョイント部分」に大きな反応を示していました。
引っ越しなどで、「大きな荷物」や「重いもの」を運んだりと、普段おこなわない動作をすることで、使い慣れていない筋肉を酷使しがちです。
詳しく触診してみると、彼女の首、肩、背中は今までにないぐらいに緊張して、大きく盛りあがっていました。
彼 女「ずぅ~っと触っていて欲しいぐらいです。」
 私 「カイロプラクティックではマッサージはしないんですよ。
    なぜ、こんなにコっているのか?原因を探しましょうね。」
筋肉がコリ固まっているのは、不快な症状の「原因」ではなく「結果」です。カイロプラクティックでは、その結果に対してアプローチするのではありません。
「なぜ?こういう状態になったのか?何が、この状態をもたらしたのか?」それを考えるがカイロプラクティックです。
今回、彼女へのアプローチには、アクティベータ・メソッドのみで対応することにしました。ベーシックからアドバンス、そして肋骨への対応を含んだケアをおこないました。
肋骨へのカイロプラクティック・ケアを終えると、あれほど緊張してた彼女の肩と背中は、柔らかく弾力のある筋肉に変化しました。
肋骨のような繊細な部分には、細やかな対応ができるアクティベータ器が素晴らしい効果を発揮します。