右肩から腕にかけての痛み

60代の女性が、「強い肩こり」と「右肩から腕にかけての痛み」を訴えて来院されました。この痛みのタイプは重く鈍いもので、痛み始めて数年経つようです。
C-3000コンピュータ・サーモグラフィでは、下部頚椎と中部胸椎部で大きな反応が見られました。ご本人に感じていただくためにポンピング検査をおこなうと、見事に圧痛がみられました。
 私  「この痛む箇所がトラブルを起こしているところですよ。」
彼 女 「胃を悪くする前に、そこがいつも痛んでいたんです。」
カルテには既往歴として大きな病名と「胃の手術」が書かれてありました。
 私  「悪いところは手術で取り除いたのですね。それでは、カイロプラクティック
     もっと元気になっていただけるようにしていきましょう。」
ということで、肩に関わる筋力検査をはじめました。腕を横から上げていくと、かなり痛みが強くて真横で腕を保持することができませんでした。
アクティベータ・メソッドでベーシック・ケアをおこなうと、両肩のコリが見事にほぐれて、フニャフニャになっていました。
肩から腕にかけての痛みが残っていましたので、アドバンス・ケアとして、肩の周辺関節とその動きに関わる筋肉をしました。
再検査で腕を横から上げていくと、痛みがなくなっていて、真上に腕を上げることができるようになりました。
再度、ポンピング検査をおこなうと、あれほど強かった圧痛がなくなっていたので、当のご本人も驚いておられました。
カイロプラクティックというと、「関節をボキボキさせる」治療法だと思われる方々が多いのですが、それは数多い技術の中のひとつにしかすぎません。
当院でおこなうアクティベータ・メソッドは、機械による振動刺激で「神経のはたらき」を正常に導いていく方法です。身体に優しい方法ですから、安心してケアを受けていただけます。