首から腕にかけての痛み

40代女性が、首から腕にかけての重くだるい痛みを訴えて来院されました。この症状は、2日前から徐々に痛み始めたそうです。
首を前に倒しても痛くはないのですが、後ろに反らせたり右を向いたりすると首の後ろから肩そして腕まで痛みがはしります。
首に対して整形外科的検査をおこないましたが、椎間板や関節に異常を示すような結果は認められませんでした。深部腱反射に対しても同様でした。
C-3000サーモグラフィの検査では、首や上部胸椎に対して異常を示すところはありませんでしたが、下部胸椎部に大きく反応を示していました。
アプライド・キネシオロジーの評価で、副腎に関わる筋力検査をおこなうと大きな反応を示しました。また、心身条件反射療法の評価では、心包経にエネルギーブロックがみられました。
「この痛みが現れる前に、大きな心配事やひどく緊張されたということはなかったですか?」と尋ねると、「たくさんの親戚が集まる法要があって、嫁の立場として気疲れした。」とのこと。
アクティベータ・メソッドのベーシック・ケアをおこなった後で、痛みのある部分を触診すると、肩甲挙筋と肩甲下筋にはっきりとしたトリガー・ポイントが認められました。
トリガー・ポイントのケアを終えて、20分ほど休んでいただくと随分と痛みが軽減されているご様子でした。
精神的な緊張の中で、お茶出しや嫁としての接待で、彼女を苦しめた原因であるトリガー・ポイントが生成されたと考えられます。
これから先で、精神的ストレスの原因を特定して、エネルギーブロックの解放を取り入れていこうと考えています。