味噌

定期的に来院される70代の女性から、手作り味噌をいただきました。「昨年に作ったもので、麹がいっぱいやからおいしいでぇ。」と、ニコニコ顔で手渡していただきました。
いつも我が家の食卓を潤して下さる「お母さん」のような方です。「手前味噌」といわれるように、昔は各家庭で作られていた味噌ですが、最近では珍しくなりました。
フリー百科事典『ウィキペディア』によると、味噌の歴史は古く古来は縄文時代からあったそうで、奈良時代には味噌の原型と思われる「未醤」なるものが確認できるそうです。味噌には以下のようなものあります。
大豆タンパクに抗ガン作用があるために、味噌汁をよく食べる人に胃ガンが少ないことがわかっています。また、麹による発酵作用で、大豆の良質なタンパク質がアミノ酸に変わり、消化しやすくなっています。
アミノ酸にはニコチンの害を防いだり、肝臓の解毒作用を助ける作用がありますので、タバコを吸う方は毎日「味噌汁」を食べるようにしたいですね。
その他にも、乳酸菌が含まれていますから、大腸の働きを活発にし、便秘や下痢にも効果的です。昔から現代に伝わっている食べ物には、健康を保つために必要なものがいっぱいですね。