ブロッコリー

ブロッコリーはキャベツの変種で、カリフラワーと同種の野菜です。原産地はイタリアを中心とする地中海沿岸です。
日本へは明治の初め頃に伝わり、一般の消費が増えたのは昭和40~50年代ですから、まだまだ最近になってからの野菜という感じがします。
ブロッコリーには、レモンの2倍、ジャガイモの7倍のビタミンCを含んでいて、100グラム食べれば1日の摂取量がまかなえるほどです。
皮膚や粘膜の抵抗力を強くするカロチン、しみやそばかすに有効なビタミンCを多く含んでいますから、美肌効果も期待できます。
そのほかに食物繊維が多いので、血糖値を正常に保つ働きがあります。また、インスリンの効果を高めるクロムを含んでいるので、糖尿病にも効果があります。
茹でるときは、塩を少量加えた熱湯に、茎の部分から入れて歯触りが残る程度に茹でます。そうするとムラなく加熱できるうえに、ビタミンCの損失を少なくすませられます。