食べ物の・・・

40代女性が、極度の肩こりを訴えて来院されました。この症状は今朝から続いていて、昨夜の仕事で同じ動作をし続けたことが原因だとおっしゃいました。
少し触れただけで痛みがあるようで、つまんだりするなんてことは、とんでもありません。C-3000サーモグラフィでも、上部胸椎から下部頚椎にかけて強い反応を示します。
通常通りアクティベータ・メソッドでベーシック、そしてアドバンスとして上部胸椎と棘上筋と肩甲骨内方を加えました。
しかし、何かが残っています。両肩の筋のトーンが緊張しているのです。こんな時には・・・と、心身条件反射療法に切り替えました。
プロトコルに従って、「時系列→2日前」、「人間関係→家族→末娘」と、「栄養→おやつ」と反応を示しました。
このことについて尋ねてみると、「自分が食べようとしていたおやつを、末娘に食べられたしまった。」と、いうことで、その時の感情が「神経のはたらき」に影響を及ぼして、筋肉を緊張させていたことがわかりました。
帰られるときには肩の凝りもとれて、いつも通りの明るい奥様に戻られていました。それにしても、親子の間であったとしても、「食べ物の恨みは恐ろしい!」と、感じた症例でした。