見えないもの・・・

10年ほど前の塩川DCによるセミナーで、「カイロプラクティックの発展者BJパーマーはこんな事を言いました。目に見えないところが見えるようにならなければ、一流にはなれない。」と、紹介されました。
「目に見えないところが見えるようになる。」・・・超能力者?その時はそんなことを考えてしまいました(笑)。このときの講義では、「自分が触れているところの、さらに奥の部分を感じなさい。皮膚の上から骨の形が見えるようになりなさい。」と、いう講義でした。
現在、保井DCのアクティベータや心身条件反射療法を勉強すると、「患者さまからの神経反射(筋肉の変化)を見逃さないように・・・」と、講義されます。
「筋肉の変化」は目で見るのではなく、手で感じるものです。目で見ようとすると機械的にとらえてしまって、その奥深い部分を見過ごしてしまいます。
西洋医学は血液検査や画像診断など、目で見えるデータを重要視します。西洋医学は「病気」を科学するのですから、データ分析も大切なことです。
カイロプラクティックの語源にもなっている「カイロ」とは「手」を意味し、「プラクティック」は「技術」を意味します。
「手」によって身体の悪い部分を探知する「技術」のアクティベータ・メソッド心身条件反射療法は、「病気」を科学するのではなく、「病気の人」を科学する次世代の治療技術といえるのではないでしょうか?