腰痛

50代の女性が、腰痛と背部の倦怠感を訴えて来院されました。1年前から発症し、整骨院にて電気治療とマッサージを受けているが、 この3ヶ月ほどは悪化してきているとのことでした。
カイロプラクティック・ケアを受けるのは初めてで、かなり緊張されているご様子です。「ボキボキするんでしょ。首をひねるんでしょ。」とたいそう不安がっておられましたので、アクティベータ器の説明をしてひとまず落ち着かれました。
整骨院の診断は「使いすぎ」だそうです。確かに身体に大きな負担を強いられる職業の方なので、「使いすぎ」はあるかもしれませんが・・・???って感じです。
症状はL5/S1とL4/L5に限局しています。理学検査では椎間関節のトラブルを示しています。気になったのは全体に筋のトーンが低いことです。
仕事中は腰痛ベルトが欠かせないそうです。これではいっそう筋肉が弱くなってしまいますので、「これからはベルトをはずせるように手入れをしていきましょうね。」と、声をかけました。
カイロプラクティック・ケアの後は、前屈時の腰の痛みもとれて、背部の倦怠感も消失していました。初めての経験でびっくりされていました。
アクティベータで有名な先生は、「腰痛ベルトは、患者を治せない治療師がつけさせるんだよ。」と、おっしゃっいました。いつか僕も言ってみたい言葉です。