腸腰筋のトラブル

今朝、40代の女性から急に腰が痛くなったと電話がありました。彼女は定期的に通院されている「優等生」の患者さまです。当院では、急に症状が変化したような方には、必ず来院していただきます。
座位時、立位では共に痛みはなく、動作の始めに左のお尻が痛むと訴えられています。腰を反らせても痛みはなく、40°ほど曲げたときに痛みが強くあらわれました。
確か、「近々田植えをする。」と、ご主人がおっしゃっていたのを思い出し、尋ねてみると、きっかけは「あぜ道」を作る作業で痛めたということでした。
「やっぱり!」推理が的中でした。長時間の中腰による「腸腰筋のトリガーポイント症候群」です。腸腰筋に圧迫を加えるとお尻に痛みがあらわれました。
アクティベータのメソッドに従ってベーシックをおこない、アドバンスとして左外方腸骨と、左の腸腰筋を調整しました。
直後の再評価で90°以上に腰を曲げても痛みは現れず、安堵の表情を浮かべておられました。今回は使いませんでしたが、PCRTで考えると、「農作業」→「つらい」「いやなこと」が筋肉を緊張させ、痛みを発するようになったということになるのでしょう。