2007.05.25
カテゴリ:ブログ
肩関節の痛み
1ヶ月ほど前から50代の男性が来院されています。主訴は半年ほど前からの右肩関節痛で、整形外科でのレントゲン検査やMRI検査でも異常がないとのことでした。あまりの痛みに、鎮痛剤を使用 、そしてお灸をしたが効果はなかったそうです。
(ケア前の各種検査)
・神経学的検査 深部腱反射と知覚に異常なし
・整形外科的検査
棘上筋腱炎テスト 陽性 痛みを伴う
アプレースクラッチ 陽性 痛みを伴う
下の表はカイロプラクティック・ケア前後の関節可動域を比較したものです。
右肩関節
ケア前のROM ?
ケア後のROM
屈曲
140°
170°
伸展
10°
30°
外転
140°
180°
水平位からの外旋
20°
30°
水平位からの内旋
45°
80°
順調に快復されていたのですが、週末に農作業と草刈り器を使用した後で痛みが増悪しました。ドロップアームテストで陽性、棘上筋の筋収縮がみられないので、整形外科で診察を受けるようにお薦めました。
もともとローテーターカフが弱くなっていたところに、急な運動が加わったことで筋肉のトラブルが起きたであろうと考えています。快復されてきていたのに、非常に残念です。