2007.05.24
カテゴリ:ブログ
坐骨神経痛
60代女性が左臀部~大腿部後面、後下腿部にかけての重い痛みを訴えてらっしゃいます。整形外科での診断は、「坐骨神経痛」だそうです。よく耳にする「坐骨神経痛」ですが、実はこれ病名ではありません。腰部や骨盤部位でのトラブルに多くみられる症状のことです。
検査の結果は次の通りです。
・腱伸張反射 正常
・知覚検査(L1~S1) ?正常
・左パトリック 仙腸関節部に痛みあり
・左股関節ROM 正常範囲内で痛みもなし
・SLR 45°
アクティベータのメソッドに従って、ベーシックを終えました。ベッドから降りて歩行していただくと、「腰部は軽くなっているが、左下肢の痛みは変わらない。」とのこと。
アドバンスとして腸骨外方、そしてストレステストに反応する梨状筋、ハムストリングス、下腿三頭筋に筋肉の調整を加えました。
再度歩行していただくと、痛みがかなり薄らいでいるようでした。疼痛スケールは8/10から4/10に軽減していました。これから、カイロプラクティック・ケアの進み具合が楽しみです。