2007.05.10
カテゴリ:ブログ
腕のしびれ
18歳女性が、右上腕の内側のしびれと右鎖骨部の痛みを訴えて来院。服を着替え時に特に痛みが増悪する。疼痛スケールは9/10。
*整形外科的検査
・サービカルコンプレッション -
・ショルダーディプレッション -
・アドソンテスト +
・頚部ROM 側屈30°と右回旋30°で痛み
・肩関節 180°屈曲から腕をおろすときに痛み
*神経学的検査
・腱伸張反射と知覚検査 異常なし
*C-3000サーモグラフィ
下部頚椎~上部胸椎の右側に異常を示した
通常のアクティベータ・メソッドのプロトコルに従って、ベーシックにT2、C6、C5のアドバンスと、クリニカルとして前斜角筋と第1肋骨前方を加えた。
約20分の休息後、再評価をおこなうと、整形外科的検査はすべて正常、サーモグラフィもストレートラインを示した。
疼痛スケールも0/10で、それまではにらみつけるような表情でしたが、彼女に笑顔がみられるようになった。僕にも笑顔が出る瞬間でした。